「ろうを生きる 難聴を生きる」出演!
7月30日(土)の「ろうを生きる 難聴を生きる」に出演しました。
なお,再放送は,8月5日(金)午後0時45分からです。
この番組に出たのは,これで4回めになります。最初は(なぜか)読み取り通訳者として,声の参加。(諸事情ありまして…笑)
次が,京都大学で開かれた音声認識字幕のシンポジストとして。音声同時字幕システムの群大での運用の報告をしている様子を。
3回めが,群大の聴覚障害学生支援の特集。解説者としてスタジオ出演。この時に,松森果林さんと初めてお会いしました(懐かしい!)。
そして今回は,研究室での撮影。実際はいろいろと話しをしたのですが,その中で,わかりやすくインパクトのあるところが切り取られた形です。
そもそも大きな,難しいテーマを15分にまとめるわけですから,編集される側も相当ご苦労があったことと思います。なので,短く削られてしまったこともやむを得ませんし,その編集作業に敬意を払いこそすれ,批判をするつもりはありません。
…ただでも,口話法の成功する要因は,附属聾副校長(当時)の馬場先生(1996)が,13の条件がある,と指摘しているわけですし,私も打合せ段階では特に4つあげました(残存聴力,失聴時期,家庭環境,知的な能力)。それを,知的な能力(知的障害の有無など)は削りましょうということになり,撮影。でも,結果的に編集後に残ったのは,残存聴力と失聴時期だけになっていました。これもやむを得ないとは思いますが,これだけと思われると誤解が起きるかなぁとも思った次第。
スタジオテイクは,基本,一発撮りなので,喋ったことがそのまま放映されます。ある意味,自己責任(それはそれで,失敗すると凹みますが…)。編集が入るかどうか,どちらも一長一短ですね。
1つ,残念なこと…ネクタイ,曲がっとるやん!(笑)
「福祉ネットワーク」で,聾重複のスタジオ解説者として出演したこともありました。それも含めると,いくつかのテーマで出演したことになります。でも,「聾教育の指導法における手話導入」という,まさに自分が最も長く研究してきたテーマで話ができたことは,やはり嬉しいです。
手話言語条例が各地で制定されており,手話言語法の制定に機運が高まっていることへの追い風になるといいかなとも思っています。
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