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2008年1月20日 (日)

マナカナライブ

1月11日,聴覚障害学生支援関連の取材で,関西学院大学に行ってきました。

こちらの大学では,キャンパス自立支援課という,障害学生支援を専門に扱う独立した課があります。
課長さんはじめ,専門のコーディネータ2名がフルタイムで常駐し,さらにアルバイトさんまでいるという,それはそれは,見事な組織でした。
情報保障も,1つの講義に3名体制という充実した支援。
うーん…うらやましい!
で,これがキャンパス自立支援課の前に置かれていた,ノートテイカー募集のポスター
Photo_2

キャンパス自立支援課は,この建物です。
Photo_3

なかなかすてきなキャンパスで,上ヶ原キャンパスも三田キャンパスも,ハウステンボスにでも紛れ込んだかのような町並み(?)でした。

…で,もちろんこの取材自体,意義深く,実りあるものとなったのですが,終了後,「実はこの後,ライブがあるんですが,見に行かれますか…?」と。
なんとこの日は,マナカナの卒業ライブ&トークショーがあったのです。
お二人は,関学の学生さんだったんですね。
ライブ大好きなので,(誰であれ)見に行きたい!とは思いつつも,つい,「…っていうか,マナカナって,歌うんですか?」と聞き返してしまいました。
ライブ会場は,ホールというより,披露宴会場。
実際,この大学では,チャペルで結婚式も日常的に行われており,この会場は披露宴にも使われているとのこと。
ブライダルサロンまでありました。

さて,ライブは,バックバンドなしの,いわばカラオケ状態でのコンサートで,良い意味でも手作り感あふれる大学の卒業ライブらしいものでした。
そして予想を良い意味で裏切られるくらいに,お二人の歌はうまかったです。
「一心同体」的なキャラを活かして,メインボーカルの入れ替わりとハモがあちこちにちりばめられた曲ばかりでした。
声の質も似てますし,なかなか良い感じ。
このあたりは,上手なプロモーションと言えそうです。
曲調は,なんとなく,Kiroroっぽい感じですかね。

最初,たぶん音楽が聴き取りづらかったようで,歌いづらそうでしたが(気のせい…?),すぐに調子を取り戻していました。
これって,結構つらいところで,客席の方には十分に音楽が聞こえているから,ステージでオタオタしてたら,「なにしてんだろ?」ってかんじになってしまう。
だから,ライブでは,ステージにもモニタスピーカが必要なわけで。
でも,そこは堂々としたものでした。
笑顔のふりまき方も,話し方も,さすがプロ!でした。
大勢の人に向けて話す時の話し方が,身体に染みついている感じですね。
このあたりは,僕ら大学教員も同じ能力が求められるわけで,見習わなきゃって思いました。
大学の授業も,90分のライブですからね。

私も大学生の時は,サークルに入ってコンビを組んで,ギターの弾き歌いをやっていました。
なのでその時を思い出しつつも,でも,やっぱり素人の大学生とは月とすっぽんで,さすが!です。
そうそう,ステージにライトがあたっている時って,客席からはハッキリ顔が見えるんですけど,ライトがあたっている側からすれば,客席の顔はほとんど見えないんです。
でもそこで,客席のことを意識しなかったら,お客さんは離れてしまう。
実はあんまり見えていなくても,「みんなのこと,見えてるよ!」って感じで,一人一人と目線を合わせていくことが結構重要だったりします。
これもある意味,他者理解,ですね。

大学時代は,毎月,誰かのライブに出かけていました。
当時はやっていたアーチストのライブは,たいてい,見たと思います。
今,大学で講義をするときも講演をするときも,どんなに大きな会場でも,一人一人の受講者に目を向けながら,「伝えたいことが,あるんだ!」という思いを伝えるように,話すようにしています。
それも,ライブしていた経験や,プロのライブをたくさん見てきた経験が活きているからかもしれません。

(ちなみに,当日,ライブがあることを,同行したアシスタントさん2人は知っていて,「きっと金澤先生はそういうのに興味がないだろう」と思って,こっそり行くつもりだったそうな…)

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