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2007年10月13日 (土)

失敗は,失敗のもと

失敗をしない,簡単な方法があります。
それは「新しいことに挑戦しないこと」です。
でも,それが「良い生き方」とはいえないですよね。

失敗しないと,その先の展開もありません。

「失敗してもいいんだよ。次に成功すれば。」とおっしゃる方も,しばしばいます。
でも僕は,「ずいぶん酷なこと言うなあ」と思います。
それって,「二度目の失敗は,許さない」って言ってるのと同じでしょう?

私の実感としては,失敗は一度したらしなくなるのではなくて,同じ失敗を
何度もしながら,だんだんしなくなっていくのではないかと思うのです。
10回中8回失敗していたものが,10回中3回に減っていく,みたいな。
失敗率が減っていくって感じでしょうか。
ですから,1回の失敗くらいで,ビビらせてちゃ,もったいないと思うわけです。
山ほど失敗すればいい。

そして,その実感を積んでいる人は,「新しいことにチャレンジできる人」です。
それは,「常に失敗に挑んでいる人」でもあります。
失敗をすれば,成功に変わるというよりは,失敗の後には,別の失敗に変わる。
ただ,失敗の質が変わってくるわけです。

自分にとってありがたかったなあと思うことは,周りの人が,身分不相応の
チャレンジの機会を与えてくれたことです。
もちろん,1回で上手くいくわけはありません。
でも,考えてみたら,身分不相応な失敗は,意外と責められない面もあるのですよね。
例えば,
学部の1年生,2年生の頃に,研究会に参加したら?
3年生で,卒論相当の調査をしたら?
今思うと,顔から火が出るような恥ずかしい失敗をたくさんしているのですが,
でも,たぶん,周りにいた人は,温かく見守っていてくれたんだと思うんですよね。
今でも,場違いな失敗をたくさんしているのだろうと思います。

1つ,失敗をするコツがあるとすれば,人より早めに失敗すること,でしょうか。
そのためには,躊躇せずチャレンジし,数をこなすことが必要なのかなと思います。

失敗は,新たな失敗につながります。
先に進んでいる人は,常に失敗し続けている人,です。

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コメント

「今日の言葉」のカテゴリー楽しみにしています。
元プロ野球選手で野球解説者の衣笠さんが、「(打率)3割打てば一流と言われるが、あとの7割、3分の2は失敗している。失敗を重ねてもいつも同じ気持ちを持ち続けることが大切」と言っていました。イチローでさえ、失敗の方が多いわけですよね。確率を上げていければよしとする方が、精神衛生上いいですよね。
 恋愛と失敗経験で事例をあげてほしかったなぁ。

コメントありがとうございます。
野球の話,なるほどです。
事例をあげるかわりに,1つ,エピソードを。
授業でこの話をするときには,「失敗日記を書くこと」を学生にお勧めしています。
「一日10個,失敗を日記に書きましょう。
そうすると,夕方になって,『やべぇ!まだ3個しか失敗してねーじゃん!頑張って失敗しなきゃ!』と思って,人一倍頑張れます。」と。
その時には,みんな,なるほどと思って話を聞いています。
でもたぶん,実際に日記を書く人は,ほとんどいないんでしょうね。
今,やってみようかなと思っても,明日になったら,モチベーションは下がっていく。
でも,そんな中に,その日の授業のリアクションペーパーの中に,「今日の失敗」を書いてくれる人が,1人か2人,いるんですよね。
午前中の授業だと,朝から今までの間の失敗を6個くらいかいてあって,「引き続き,午後も頑張って失敗します!」みたいなコメントもあったり。

「明日やろう!」と思う人に,「明日」は来ません。
「今やろう!」と思う人が,次に進めるのでしょうね。
そんな人は,50人いたら1人か2人ってとこです。

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